82 FLH エンジン不調と原因追及
エンジン不調の 82 FLH 、オーナ様から聞いた具体的な不具合症状から不調原因を推測します。
原因に目星をつけたら確認作業です。疑われる箇所を仮で交換して症状の確認、それからオーナー様に試乗してもらって再度本人確認です。
修理の基本は状態の確認をしっかりする事なので、感想と意見が合致する事は大事です。見当違いやお互いのポイントがずれていては、無駄に遠回りするだけ。
ここでやっと修理方針が決定出来、今回はキャブレターの不良を疑いました。
キャブレターもある意味消耗品、可動部分やシール類の劣化、かしめ部分に不具合が発生します。
その前に準備、滑りが気になるクラッチの清掃。
点火プラグの清掃とギャップの調整。
それから点火時期の確認。
キャブレターの状態確認。今回はお持ち込みの中古キャブレターなので、先ずは分解して各部のチェック。履歴のはっきりしないパーツはそのまま付けずに確認です。
油面。
へたってしまったシールの交換。
内部の錆とり。
なんか変なものも詰まっています。
そして大事なキャブステー、付けてない人は必ず付けましょーw
そこでやっと始動です。
エアクリーナーの交換でエンリッチナーパーツも交換。
始動、テスト走行を繰り返します。
若干薄かったのでメインジェットの交換。
大分良くなりました!
もう少し走り込み、煮詰めて完成です。
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